らっきょうの栽培
(0)準備
七月下旬 ・圃場での自然貯蔵、雨の当たらないところで陰干し貯蔵した種らっきょうを準備します。
元肥として、植物制肥料(油粕、米ぬか)、草木灰等を植え付け2週間前に圃場にすき込み、深耕します。
(1)植え付け
八月中旬~下旬 ・30~40センチ耕し、条間25センチ、株間10センチ、深さ7センチ位で植えつけます。切わらを撒くと雑草が生えにくいです。
またマルチ栽培は、早掘りが出来そうです。
(2)発芽
植え付けし潅水すると、発根して1週間から20日位に発芽します。発芽がそろった9月頃に追肥し、除草します。分球芽をたくさん作ることが大切です。
(3)開花
11月初旬、花茎の頂点に、紫色の小さな花がたくさん付き、咲きます。
(4)葉茎の成長
2月に追肥をし、除草します。
(5)玉の肥大
らっきょうの玉が大きくなると、土を押し開け、隙間ができるので、青玉が出来ないように、3月下旬に土寄せします。
4月に追肥をします。5月下旬にもう一度土寄せします。
(6)収穫
5月~6月に根ダニが付くので、4月中旬に対策をします。6月~7月、収穫します。
塩漬け
15%の塩水に1週間ほど浸し、発酵させます。消費期間に合わせて塩を加えます。
長期保存には塩水濃度が22%以上になるように塩を1週間間隔で2回位加え、らっきょうが隠れるぐらいに軽く重石をします。
重石が重すぎると、らっきょうが変形してしまうので、程々にします。漬け液が少なくなったら、20%の塩水でさし水をします。
カビが発生しないよう密封してもいいと思います。
甘酢漬け
らっきょう漬を塩分10%位になるよう、水に浸して塩抜きをします。
酢と甘味成分で甘酢液を作り、1週間浸します。醸造酢と砂糖等で調味液を作り、取り出したらっきょうを入れると、1週間ぐらいで味が付いて美味しくいただけます。
長期保存の塩抜きは、3時間間隔で、3回します。合計5回の塩抜きができますから、4%以下の塩分濃度に仕上がります。小小粒は早く塩が抜けるので、水替えは少ない回数でよいと思います。
その他、しょう油漬け、梅酢漬け、砂糖漬け(べっ甲)、蜂蜜漬け
らっきょうの歴史
らっきょうの料理